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2006年8月27日 (日)

映画「ゲド戦記」


ゲド戦記の映画としても、ジブリの映画としても、失敗作だ、と思う。説明不足で、つかみが悪くて、絵に華がなくて、声優も合わなくて。菅原文太は声優にはむいてない……。田中裕子も、エボシ御前にはよかったけれど、クモは合わない。よくも悪くも、女性の声なので。

……悪いとこばっかじゃないですが。
映画として、テルーの歌はよかったし、街をさまようアレンは、少年は独りにならなくてはいけないんだ、独りでさまようことが必要なんだ、なんてふと思わされて、よかった。
ゲド戦記はほとんど子供の頃に読んだ本なので、内容がすでに私の血肉と化しているのだ、と気づいたのもなんだか嬉しかった。出典を忘れていたのに、自分の考え方の柱となるような考え方があって。それは、「その植物を真に知るためには、その植物の成長のさまざまな様相、季節ごとに姿を変えるその姿のすべてを知らないと、真に知ったことにはならない」、というような考え方。

ただね、ちょっと怖いんだけど、

「王子アレンは父を刺してしまい、その罪の重さに宮殿を出る。さすらいの大賢者ゲドと出会い、母のようなテナー、龍の化身である少女テルーとともに額に汗して働くことで、命の尊さを知るようになるのであった……」

宮崎(息子)監督、ジブリ、まさか、そんなあらすじを描いているんじゃないでしょうね?それで売ろうと思ってるんじゃないでしょうね?

それはすごく嫌だ。

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宮崎吾郎監督『ゲト戦記』をみた。 素直な感想…うん。普通。なんていうか…普通。 この「普通」という感覚が非常に厄介で、「これはクソ映画です。絶対に見てはいけません」ではなく、「すばらしい!ぜひ見てほしい!」でもない、「うん。普通。」というフレーズのインパクト... [続きを読む]

受信: 2006年8月27日 (日) 16時39分

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