« ピカチュウ! | トップページ | 読書「B級グルメ倶楽部 3 」 »

2008年8月11日 (月)

読書「もうひとつの視覚」 〈見えない視覚〉はどのように発見されたか

「もうひとつの視覚」
新聞の書評に載っていて、読みたいな~と思っていたら、おもしろかったけど読むかい?とダンナが手渡してくれました。
難しかったけれどおもしろかったです。
視力のシステムが2系統あるなんて、そんなこと考えもしなかったけれど、この本を読むと、たしかに別々なものが存在していることが納得できます。
一つのシステムは普通に「画像が見える」と私たちが考えている知覚。人の顔を認識したり、写真を見て写っているものが何であるかを理解したり、するような。表象を作り上げる知覚のためのシステムです。
もう一つは運動に関係した視覚。例えばポストにものを入れる時に利用されるような。自分と外界の絶対的な位置関係を知るための視覚。行為の視覚的な制御のためのシステムです。後者の視覚は、時々刻々と変わっていく膨大なデータだからなのか、画像としては認識されません。
脳の特定の部位が障害を受けたため、特異な視覚障害を負った女性の研究を通じて、この「見えない視覚」は発見されました。
その女性のデータが示されます。そこから「見えない視覚」の存在が導き出され、「見えない視覚」の生物学的意義、進化論やロボット工学に与える影響にも触れながら話は進み、さらなる学問の発展を祈ってこの本は閉じられます。

もうひとつの視覚
〈見えない視覚〉はどのように発見されたか
メルヴィン・グッデイル著
デイヴィッド・ミルナー著
鈴木 光太郎訳
工藤 信雄訳
税込価格 : ¥2,625 (本体 : ¥2,500)
出版 : 新曜社
サイズ : 22cm / 191,6p
ISBN : 978-4-7885-1103-3
発行年月 : 2008.4

内容説明
【イギリス心理学会優秀図書賞】われわれには、意識されない「もうひとつの視覚」があった。事故で「視力」を失った患者の不思議な能力からもたらされた、脳のしくみの新しい理解。ひとつの脳のなかに2つの視覚システムがあることを証明する。

題名:ミエナイシカク 作者:グッデイル 作者:ミルナー ジャンル:理科 メディア:単行本 

2008-7

|

« ピカチュウ! | トップページ | 読書「B級グルメ倶楽部 3 」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137959/42136493

この記事へのトラックバック一覧です: 読書「もうひとつの視覚」 〈見えない視覚〉はどのように発見されたか:

« ピカチュウ! | トップページ | 読書「B級グルメ倶楽部 3 」 »