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2010年4月26日 (月)

読書「数えずの井戸」

「数えずの井戸」

嗤う伊右衛門はすごくよかった。映画も良かった。覗き小平次は比べるとそれほどは惹かれなかった。この皿屋敷の話は……よくわからない。 もっと、もっとと望むのは、欠けていると思うから。満たされていないと思うから。では満足するためには、満たすことが必要なのかというとそうではなく、欠けていることを感じないことこそが大切だ。感じずにいるためには、数えてはいけない。欠落がわかってしまうから。 ……というのもやはり本質ではない、ように思う。 皿屋敷の怪談で思い出すのは、水木しげるのカッパの話。幽霊お菊さんに恋したカッパが、彼女の歓心を買おうと、全財産をなげうって、十枚目の皿を探し出し、彼女に贈った……そして、満たされたお菊さんは……という短編。 そちらの話が納得がいくので、この話がよくわからなくなっているのかな。

内容紹介
数えるから、足りなくなる。それは、はかなくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。人口に膾炙し怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で語り直す人気シリーズ第三作。

数えずの井戸
出版社: 中央公論新社 (2010/1/25)
ISBN-10: 4120040909
ISBN-13: 978-4120040900
発売日: 2010/1/25






題名:カゾエズノイド 作者:キョウゴクナツヒコ ジャンル: メディア: 

2010

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