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2010年4月26日 (月)

読書「孤独な夜のココア」

「孤独な夜のココア」 (新潮文庫) (文庫)
田辺 聖子

短編集です。
結構昔に書かれた小説なので、20代後半で嫁きおくれだのなんだのと、周囲も言うし本人もそう思っているのが普通の世界です。そういえば昔は女性の適齢期クリスマスケーキ説なんてありましたね。なので、年齢は少し上乗せして読むといいぐらいかも知れませんが、それ以外の恋愛模様は今と変わりません。
1つの話に出てきた、年齢化粧、という言葉。ある程度の年齢をすぎた女は、若いというだけで世間が見てくれる時期を過ぎたら、「若い娘」ではない別な記号をまとわざるを得ない……とでも言いましょうか。例えば出来るオンナ。マダム。ざっくばらんなおばさん。etc。ある程度型にはめて自分の未来の女性像を描く、というか、そのような女性に見られるような衣装(衣装にかぎらず、物腰、ものの言い様、生活スタイル、……)をまとう。どんな女性を目指すのか、という面もあるけれど、どのような女性になりたいか、ではなく、どのような女性に見てもらいたいか。どのような女性に見られたら得か、楽か、なので、化粧、という言葉になるんでしょう。
そして化粧の下地が透けて見えたりするところがまた哀れで。

題名:コドクナヨルノココア 作者:タナベセイコ ジャンル: メディア: 

2010

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