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2010年5月24日 (月)

読書「正倉院薬物の世界 」

「正倉院薬物の世界 」 日本の薬の源流を探る (平凡社新書) (新書)

鳥越 泰義 (著)



薬物の話だけでなく、薬物を記した記録に署名した政治家のことから、正倉院の出来た頃の政治ドラマも書かれています。

伝来した薬物のその後の話、国産化の話なども。

朝鮮人参が18世紀に世界で初めて、日本で栽培されるようになったというのにびっくり。

確かに今だって朝鮮人参は高価なものですし、栽培地も限られていると聞きます。昔ならなおのこと。本物の朝鮮人参はとても入手できないので、代替品が使われたことも多かったようです。昨日散策に行った山里では、散策コースのあちこちに山野草の説明のプレートがついているのですが、朝鮮人参の代わりに使われたトチバ人参、なんて説明がありました。また、先日ハイキングに行った霊山では、生薬の当帰が自生していることから、当帰を“霊山人参”として、町おこしをはじめたようです。山にある日帰り入浴施設では、当帰の鉢植えも売ってましたし、山の湧き水を沸かした風呂に当帰を入れていました。当帰って言うと、当帰芍薬散、みたいになんとなく婦人科の漢方のイメージがありますが、殿方の風呂にも入っていて悪いことはないよね?補中益気湯なんかにも入っているんだし。

蘭奢待は、切り取った記録がちゃんと残されている、(誰がどこからいつ)のにもびっくり。


出版社 / 著者からの内容紹介

華やかな天平文化を伝える正倉院宝物の中にあって異彩を放つ「正倉院薬物」。帳内薬物60種の解説をはじめ、これら当時の高貴薬をめぐる人間ドラマ、当時の医薬制度などを描く。


正倉院薬物の世界 日本の薬の源流を探る (平凡社新書) (新書)

鳥越 泰義 (著)


出版社: 平凡社 (2005/10/11)

ISBN-10: 4582852963

ISBN-13: 978-4582852967

発売日: 2005/10/11





題名:ショウソウインヤクブツノセカイ 作者:トリゴエヤスヨシ ジャンル: メディア: 


2010-4

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